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フィスコ統合報告書レポート

Vol.4

purpose beyond profit(企業の存在意義は利益を超える)

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)でも「PURPOSE(パーパス)」が特集され、話題となっています。「経営者の仕事はパーパスを提唱し、実現すること」と、ネスレ日本代表取締役社長兼CEO高岡浩三氏がインタビューの中で述べ、また、中川政七商店代表取締役会長中川政七氏は、会社の存在意義を見つめ直す重要性を語っています。さらに、ミシガン大学ロススクール・オブ・ビジネス名誉教授ロバート E. クインらによる「パーパス・ドリブンの組織を作る8つのステップ」では、仕事の意味を見出した従業員は、活力やひたむきさを内に秘めてはいられない。見返りを求めずに努力し、より多くの仕事をより高度にこなすようになり、彼らの成長は留まることなく伸びていく。このパワーをうまく活用すれば、組織全体を変革することができる。ここでいうパーパスは、単なる高邁な理想に留まらない。財務の健全性や競争力に影響を与えるものである、と述べています。

以前より、

「企業は利益のためだけに存在してるのではない」
利益は、企業や事業の目的ではなく、条件なのである」
「企業の最大の目的は、永続的に成長し続ける過程で社会的責任を果たすこと」
と言われていますが、

2018年、IIRC(国際統合報告委員会)が「purpose beyond profit」というレポートを出しています。世界50カ国、CEO41名、CFO177名を含む経営幹部を対象とする調査結果では、79%の経営幹部の大多数が、経営戦略における長期の見通しが価値創造にプラスになると同意しています。また調査結果は、長期の見通しを有する企業はより収益性が高く、より時価総額が大きいことを証明しています。調査対象の経営幹部の一人は、「利益を成長の推進力とすることはサステナブルではないため、成長の推進力は利益ではないことを認識して、より大きな全体像を描く必要がある」と答えています。

以上、参考になれば幸いです。

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